自分を映している鏡を見るより、鏡の向こうの自分を見る!
自分自身の姿は目に見えないもの。
でも、その姿は、鏡のように他者に写り、他者を通して私たちは自分自身を知ることができるのです。
これは、心理学でもよく言われる『他人は自分を映す鏡』というもの。
他人が自分を大切にしてくれない時、自分が他人を大切にしてあげていないことを、他人という鏡を通して気づくことができるのです。
でも、それは同時に、自分が自分を大切にしていないからこそ、起こってくる現象。
だからこそ、他人が自分を大切にしてくれない時は、自分が自分を大切にしてあげていないことに気づいていくことが、本当のところ大切なのだと私は思っているのです。
『他者を通して、おのれを知る』
とても大事なことですが、実はその解釈も、これからは少し変わってくるのです。
鏡に映った姿は、いくら追いかけても、それは『虚像』。
虚像はどこまで行っても、本当の自分ではないのです。
本当の自分と出逢うことは、他者の中に自分を探すことではなく、自分の内側に起こっているものと自分が出逢うこと。
自分の内側にある直感や情熱を大切にしていくこと。
自分のことが本当にわかっているのは、自分自身でしかないのです。
喩えるなら、それは夜空にぽっかり浮かんだ月。
私たちが月だと思って見ているものは、太陽の光が反射した姿であり、月そのものではないのです。
月を見ているようで、実は、月を見ていない。
月を知っているようで、実は、月のことを全く知らない。
ただ単に、表面に写り込んだ太陽の光を私たちは月だと思い込んでいるだけなのです。
月の実体は、その光の奥にあるもの。
鏡で言うならば、それが『虚像』なのです。
私たちは、自分自身を鏡の前で整えているようで、単に鏡の中の自分を整えているにすぎないのです。
本当の自分に出逢うためには、鏡の向こうを見る意識が大切。
私たちは長い間、『幻想』というバーチャルなゲームの世界に生きてきました。
時代は、私たちがそんな幻想の中にいることにそろそろ気づかせてくれる流れへとシフトしてきています。
この三次元をバーチャルなゲームだとわかって生きていくのと、リアルな現実でこれがすべてだと思って生きていくのとでは、まったく人生観が変わってくるでしょう。
人生を楽しむには、世界の仕組みがわかってこそ、原理がわかってこそ。
そして、その視点で起こっている出来事が眺められるようになることで、本当の意味で人生を楽しめるようになるのだと、ある時ふっと気がつきました。
他者を通して創り上げた自分自身の『虚像』をそろそろ剥がしていく時がやってきましたね。
★潜在意識ケアプログラム★
まさに、自分自身が他者の目を通して創り上げた虚像を外していくプログラムです。
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